2019年04月16日

特定犬について申し上げる(茨城県)

茨城県では特定犬というのを定め、それらは危険なので檻のなかで飼うように、などとして他の犬種と比べ厳しく指定している。
それは8種あり、土佐犬、ピットブルテリア、グレートデン、シェパードなどである。
土佐犬やピットブルは、闘犬を目的として飼育されていることも多いし、そのために改良されてきた犬なので、危険性が高いというのは分からないではない。
その8種のうち7種は大型犬か闘犬なのであるが、うち1種だけ中型犬がいて、それは紀州犬である。
なぜ、ここに、中型の犬が、危険な特定犬として指定されているのか、まったく理由が分からなかった。少し調べたのだけれど。
また、セントバーナードやいま人気の秋田犬も特定犬とされており、ちょっと納得がいかない。

わたしがこのことを問題視するのは、他の自治体がこの条例を設けようとするとき、安易な横並び精神および事なかれ主義かつ前例主義を発揮して、特段の検討をすることもなく、その8種およびその雑種をそのまま特定犬として指定するだろうことが目に見えるからである。

飼い犬が危険となるのは、その血筋のためではなく、飼育環境の影響が大きいことは、通常誰もが持っている知識だし、容易に想像のつくことである。
また、犬が人や犬に噛みついてしまうのは、飼育環境の影響や、そのときのシチュエーションのためであることが多い。
そんなことは分かりきったことなのに、安易に特定犬として定め、定めたからもう安心、といったいかにもお役所仕事は、もう繰り返さないでもらいたい。



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2019年04月15日

三人よれば文殊の知恵。の意味は

三人よれば文殊の知恵、この意味するところは、三人集まれば中には頭のいいやつがいるだろう、というのが本当で、凡人が集まって話し合っても大した知恵は出てこないのが本当のところだ。
実際のところ、三人では足りなくて、日本人をおしなべて考えるなら、200人集まれば一人くらいアイディアを持ったやつがいる、というくらいの割なのである。

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2019年04月13日

ベーシックインカムになると、アイドルが減る

親が金持ちの場合、自分もなにか事業やろうという人と、特に何もしない人がいる。野心なり見栄なりルサンチマンかなにかあれば事業をやるだろうし、何もしない人は、そういう動機が弱いのだろう。その何もしない人が、たとえばアイドルにお金をつぎ込んでいたりする。

ベーシックインカムの時代には、アイドル稼業が減る。
従って、つぎ込む対象が無くなる。

ベーシックインカムの時代には、風俗産業が減る。

ベーシックインカムの時代には、ブラックな企業が減る。

ベーシックインカムの時代には、巡りめぐって不動産収入が減る。

その他いろんなものが減る。

シュリンクする。

それは、ハングリー精神の減少、嫉妬の減少、怒りの減少、疲労の減少、ストレスの減少、病気の減少、そういった様々なものの減少のために。

現代人はネガティブ面を解消するために、意外と多くのお金を消費している。自分ではポジティブなお金の使い方だと思い込んでいるが、上記のようなネガティブ要素が自分のなかに存在しないとき、それを解消したいという欲求も起こらないわけで、実は低コストで生活できることに気がつくだろう。

経済の発展、いや現代経済の肥満状態は、そのような多くのネガティブ要素に支えられた不健全な状態と言える。だがしかし、そこには快楽もあるわけで、その快楽が得られないことに対する不満はあるのかもしれない。光が強いと影も濃くなるように、快楽には犠牲が必要だから。

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