おのずからよし。
箱に色々と詰め込んだらピッタリ収まって、はじめからあるべきところにキチッと入ったような、正しいあり方のような。
自由とは、おのずからよし。
無理なく無駄なく楽で居心地よく。
無理することもない。
もて余すようなこともない。
楽で居心地がよい。
さりながら、
諸行は無常である。
その楽な場所は、周りが用意してくれるわけじゃない。
すべては変わる。人も環境も。
みずから動いて、その場所を探さなければならない。作り出さなくてはならない。
自由とは、やりたいことをなんでもやれる、ってことじゃない。
おのずからよし。
そういう状態にあること。
そういう状態に在ろうと動き続けること。
変わり続けること。
楽で居心地のよい状態を維持すること。
煩悩に振り回された生き方は、お先が知れてる。今も楽じゃないだろうし、すぐに苦しくなるのは目に見えている。
楽と、興奮状態の「たのしい」は、ちがう。