2020年08月31日

ブッダの教えというのは、老いに打ち克つ方法である

生老病死のうち、生はすでに済ませているので、残るは3つ。そしてその3つはみな人生の終盤に一気にやってくることが多い。
その3つに打ち克つには精神しかない。

スッタニパータで、息子のラーフラに教えるところがある。
この世に変わらないものはないのだ。自分だけは変わらない、変わりたくない、という傲慢な考えを捨てなさい。その傲慢さを捨てれば、心静かに暮らせるよ、と。


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2020年08月30日

「離れる」という解決法

ブッダの知恵の中に、離れる、という方法がある。
これは単純だけど効果の高い方法だ。

ブッダの教えの肝は、怒りは身体に毒だよ、ということ。
だから、怒りが生じても消せればいい。
しかし、なかなか難しい。
それなら、怒りの原因に近づかなければいい。

単純。

うち断捨離しました、というテレビ番組で、子供がたくさんいて、忙しくて、片付かなくて、、、というお母さんが出ていた。
なにを断捨離するのだろうか。
まさか、子供を?

と思ったけど、番組では、子供や夫を断捨離することはなく。
しかしブッダがいうのはそういうこと。
出家せよ、とはそういうこと。
夫を、子供を、家を、断捨離すればいい。スッタニパータに出てくる富豪ダニヤの話だ。

世間体、常識、世の中いろいろある。
しかし、これまで自分の人生の支えになっていたはずの世間体、常識について、よくよく考えてみなければならない。
人の意識空間は、広いようでいて、実のところ狭くて固い。俺が持ってる世間体や常識なんてものにとらわれていてはいけない。

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2020年08月25日

ブッダは「感謝せよ」とは教えない

感謝とはどのような感情なのか、それをよくよく考えてみれば、嬉しいことがあった、何か誰かが期待に応えてくれた、つまりは自分に都合のよいことがあった、という感情だとわかります。
そして、願わくばもう一度お願いします、という気持ちも込められています。

ブッダは、執着するなよ、と教えます。

喜びは、執着の元だよ、と教えます。

だからブッダは、「何事にも感謝しなさい」とは教えません。

ただ、足ることを知りなさい、と教えます。

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