釣りもビジネスも「場所・エサ・腕」
最近、改めてそのように考えることがあったので、もう一度。
(前回の記事を読み返すと、あまりにも浅はかだなあ。。。と恥ずかしくなるよ。これも自分が成長している証なんだと、プラス思考でいきたいと思います。あっ、昔書いた文章とか読んで「下手だなあ」と感じるってことは、自分が成長してるってことですからね)
・・・。
■ まず場所が一番大事。次にエサ。最後に腕前である。
前回より抜粋
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場所:魚がいなけりゃ釣れません。
エサ:魚が食わなきゃ釣れません。
腕前:腕がなけりゃ釣れません。
釣りやすい魚なら、場所が良ければ釣れるでしょう。
場所が良くて餌もマッチしてたら釣れるでしょう。
でも、難しい魚を釣るには腕前も必要。
------------------引用おわり
■ さて。場所とは何か。メジナなら、メジナのいる場所。マダイならマダイのいる場所。ってことなんですよね。
■ エサとは、ターゲットの好むエサってこと。
■ 腕とは、、、ここが前回の記事の弱点なんですが、、、腕前とは、「修正点を見つける力である」と、今日思いつきました。
釣りってのは、「運」の要素が大きいです。
その日の魚の活性。潮の具合。そして、魚が目の前にある付け餌を食べるかどうか。。。
すべて確率の問題ですよ。
だから釣れない日もある。
その釣れないときに、どうやって釣っていくか。
■ これは、「修正点をいちはやく見つけ、修正していく」ってことにかぎります。
たとえば、ウキシタをどんどん深くしていく(タナを深くしていく)。
たとえば、キャストするポイントを変えてみる。
たとえば、コマセの撒き方を変えてみる。
そうやって基本に忠実に試行錯誤して、何か変化を感じ取る。たとえば外道が釣れる。たとえば餌が取られる。。。
そこからターゲットを釣るためのヒントをつかんで、修正していく。
(この魚が釣れるってことは、メジナは・・・。餌が取られる・・・餌が大きいのか、針が大きいのか・・・)
これこそが腕前である。
・・・と思いいたりました。
いやー、釣りってほんとにすばらしいですよねぇ。
で、これをビジネスに適用しようというわけなんですが。
まず場所。
■ 商売は立地が大切ってよく言われますね。まさにこのことなんですが、ただ単に人通りが多けりゃいいのか、人口の多い街でやればいいのか、っていうとちょっと外れなんだろうな、と。
つまりメジナのいる場所で釣りをしないといけない。ターゲットとする顧客がいる場所でやらないといけないってわけです。ターゲットの視界に入るようにアピールしないといけない。。。当たり前だけど、大事なことですね。
■ エサ。
商品、サービスのことです。
メジナなら、オキアミだったりノリだったり。日によってはボイルオキアミがいいってこともあるでしょうし、生オキアミでも頭を取って小さくした方がいいってこともあるでしょう。
ターゲットの好むアイテムを用意することが大事。。。つまり、季節によって変化させる必要があるかもしれないし、時代の変化によってもアイテムをチェンジしていく必要があるだろう、と。
■ これは自然淘汰のように考えてもいいかもしれません。環境が変わる。消費者の考え方が変わる。ニーズが変わる。それにあわせてサービスが変わる。お客さんとお店とは、お互いに利用し合う関係でないとならないわけです。蜂は花の蜜を食べる。花は蜂に花粉を運んでもらって、遠くの雌花と受粉する。マルハナバチでないと吸えない花の蜜がある。ミツバチもその蜜が好きなんだけど、吸えない。花は、なんらかの理由によりマルハナバチを第一ターゲットとして選んでいる。事情が変わった時にミツバチでも吸えるように花の形が少しだけ変わる。。。
キリンの首が伸びたのも、高い位置にある草を食べるため。その木は、いろんな動物に食べられると死んじゃう(絶滅しちゃう)から、背を高くしていった。生き残るために進化した。キリンはそれに対応して、おいかけて首を伸ばしていった。。。キリン以外の動物は、よそに移動した。キリンだけがその草を食べるようになった。キリンが食べるだけなら、その木は生きていけた。。。
腕。
■ 修正点を見つけていく力。
「今日は潮が悪いね」と愚痴るだけで何も変えずに、朝から夕方まで同じように釣りをしてたら、たぶん釣果はあがらない。
「不景気だからね」と愚痴るだけで何も変えずに、春から冬まで同じように商売してたら、たぶん利益はあがらない。修正点を見つけないといけない。そのためには基本に忠実に試行錯誤して、ヒントを見つけていかないといけない。
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失敗がいくつも見つかったら成功に近いと思いなさい
失敗は成功にいたる方法論の間違いを告げるメッセージです
ジョセフ・マーフィー
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このマーフィーの法則が言ってること、「腕」の話じゃないかと理解してます。