2013年07月18日

創発民主主義。リキッド・デモクラシー。天声人語を読んで。

こんばんは。随筆会計士です。

今夜も天声人語より。
ネットを使ったらもっと民主主義がよくなるだろう、と考えて活動している人がいる、という話。
原発でもなんでも、ある課題について、自分より詳しいと思う人に投票権を委譲していく。繰り返すと、もっとも詳しい専門家に多数の投票権が集まる。という発想があるよ、って話でした。

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なるほどー。そうですよね。わかります。

アメリカの大統領選みたいな感じかね。
だけど大統領選もそうだけど、100%というものはないんだな。
世界中の人が俺のことを好きになる、ということはないと思う。やっぱり80%対20%。正確に言うと、78対22の法則になるんじゃないか。だから78点で満点なんだよね。10人の知り合いがいて、俺のことを嫌いだっていう人が2人以下なら、満点なわけだね。昨日の「足りるを知る」じゃないけど、「俺のことを嫌いだと言う人がいる。あー、おれは不幸だー」っていうのはおかしいよ、って話だね。4人に嫌われても、大いに合格点でしょうね。
民主主義ってのは基本的に過半数で勝ちですね。
だから51%で勝ちですね。49%側の人は負けです。
したがって、6人が俺のことを好きだと言うなら、俺は人に好かれる人間だ、という結論になるわけだ。
だがしかし、51%以上の意見が「正しい」とはかぎらないのが民主主義だね。
試験で難しい問題が出て、俺だけが正解して、クラスメートは全員間違えたとしても、やっぱり正しいのは俺の答えだよね。歴史上、こういうことって、たまにあるよね。

原発でもなんでもいいけど、100%意見が一致するということは、たぶんあり得ない。
もし100%という数字が出たら、おかしいよ。ほんとはね。

全員一致で決める、っていうルールの会議があるとする。
全員一致ってことは、おそらくリーダーの意見に、みんながしたがっている、ということだね。
で、リキッド・デモクラシーはそれを実現しようという発想だと思う。
「この人に任せるぜ!」っていうことだね。
全国民が、あるリーダーに任せるわけだね。その人はスーパーなカリスマだよね。そんな国、ちょっと危ないよね。

天声人語によると、そのリキッド・デモクラシーは、『握手を一番たくさんした政治家ではなく、議論に一番説得力のある人に力を与える仕組みだ。』ということらしい。
アメリカ的ですね。ディベートですね。ディベートが強い人に任せよう、と。。。それでいいのか?
ディベートに強い人が、政治の世界で出世する。企業の中で昇進する。そんな世界。

アメリカのいいところって、どこだろう。日本が真似するべきポイントが、もしディベートが強いことに起因するのであれば、日本もディベートきたえるべきだし、もしかしたら、リキッド・デモクラシー的なものもいいかもしれない。

うーん。そうだなあ。
アメリカのいいところって、やっぱりベンチャー企業がバンバン出てくるところだと思う。日本が学ぶべきところと言ったらそこだと思う。

ディベートいらないと思う。

議論で相手を負かす必要はない。大事なのは信念だと思う。ビジョンを信じ続けるパワー。それを育てることが必要。それを伸ばしてやる環境が必要。もちろんアメリカ人全員がベンチャー精神持ってるわけじゃないと思うけど、なにか、「起業」と言うことに対して、憧れ、とか、正しいこと、とか、そういった良いイメージがあるから、目指す人が多いんだと思う。世の中もそれを受け入れるし、賞賛するんだと思う。

ディベートって技術だからね。
悪いハートに強いディベート力与えちゃったら、大変だよね。

話が見えなくなりましたが。
「100%はありえない。78点で満点だ」ということ。
「少数意見の方が正しいということもありえる」ということ。
そして、「大事なのは話術じゃない。良心と信念だ」ということ。良心から、すばらしいサービスも生まれると思うし。

もちろん専門家の意見ってのは尊重されるべきなんだけど、その専門家のハートも大事なんだよね。「もっとも詳しい専門家」に多数の投票権があつまり、その人の意見でものごとが決まる。という場合、その専門家に求められるのは、知識・経験ではなく、良心と信念だと思うんだな。

良心ってなにかっていうと、嘘ついたときに心が痛むってことだ。
信念ってなんだろうか。その良心に基づいた考え方が正しいんだ、と信じる気持ちかね?
「信じる」とか「正しい」とかって、危ない時があるから、なんともいえんね、こりゃ。


結論を言うと、「こういう仕組みでやれば、よりよい世界になると思う」っていう発想は、たぶん危ない。(以前は僕もそういう発想を持つことがたまにあったし、これからもそんなこと言うかもしれないけど)
そうじゃなくて、一人ひとりの精神が、魂が、心が、もっと強くなる必要があるんだと思う。それは、仕組みどうこういう話じゃない。なぜかって、その『よりよい』ってのが、みんな違ってたりするからね。利害が一致しないわけだ。利害が一致しないこともあるけれど、お互い譲り合って、分け合っていこうじゃないか、っていう発想が求められるわけで、それには、一人ひとりの精神的な成長が必要ってわけです。

政治の仕組み的な話をすると、リキッド・デモクラシーもいいかもしれないけど、一人一票っていうのをやめて、資産額か納税額で投票権を配分した方がいいと思うよ。その方がより資本主義民主主義になると思う。企業からのあやしい政治献金もなくなるよ。わざわざ政治家に金渡さなくても、自分の力で意見通せるからね。政治屋も商売あがったりだ。
しかしまあ、権力者ってのは、この仕組みをいやがるんだな。だから、江戸時代の参勤交代とかあったんだよね。権力者って、金持ちが怖いんだよね。だから、金持ちを生み出したくない。金持ちが出ないような税制とかにしてるわけだ。累進課税とか、相続税とかね。


いやー、分かりづらくて楽しいね。
以上です。ありがとうございます。
 
posted by TT at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ツキを背負ったカモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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