2017年08月10日

東芝監査の次なるテーマは、メモリ事業の業績。

本日、2017年3月期の決算が提出されました東芝でございます。
財務報告については、件のウェスティングハウス関連の損失計上時期については誤りがあるものの、それ以外については重要な虚偽表示はない、という監査意見でした。
内部統制について、やはり件の損失計上に関して内部統制が有効に機能していなかった、とのことで不適正意見となりました。

いずれの問題もウェスティングハウスに関するものであるが、同社は破産し、今年度からは連結対象ではなくなるため、今期の決算について改善等が求められるものはない。
という話。


さてさて、今期の1Q決算が同時に発表されましたが、なんとものすごく調子の良い決算で、割安感さえ漂っております。
今期の予想利益も大幅に上方修正されました。
経常利益予想が4,000億円。
今日の時価総額が約1兆円。
安い感じしますね。

で、この好調な業績を支えているのが、ひとえにメモリ事業のおかげなのであります。
支えているどころかこれがなければトントンか赤字なのであります。

そして何を隠そう、この好調なメモリ事業を売却することによって、今期末の債務超過を解消しようということになってるわけです。

つまり、今期の経常利益予想の数字4,000億円は、メモリ事業が売却されない前提の数字なんですね。


メモリ事業が売却されなければ上場廃止。
メモリ事業の売却がうまくいったら、赤字の会社。
(メモリ事業の一部のみを高値で売却できたら、債務超過を解消できる上に、利益も確保できる)

つまり、割安ではない。


さて、そのメモリ事業だ。
これを高値で売却したいよね、東芝は。

ということは、メモリ事業で粉飾する動機があるんだよ。

いまさら粉飾なんてしないだろう、との予断を持つことなく監査に当たって欲しいですね。

(まだPWCがやるのかね?)
posted by TT at 16:01| Comment(0) | 株式投資関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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