まずはこの動画を。
動画が削除されてしまうかもしれませんので、文章で要約しておきますと、、、
ドイツのテレビ局が福島の農家の大沢さんを取材したVTRです。
大沢さんは原発から80キロメートル離れたところに住んでます。
畑でとれたジャガイモの放射線量を検査してもらいます。残念ながら基準値(500ベクレル)を大きく上回っています。
検査期間は「もはや食べ物ではない。放射性廃棄物だ」と警鐘を鳴らします。
海外の機関も同様の反応。
しかし、多くの日本国民はもちろん、福島県民でさえも危険を忘れて暮らし始めています。
空気中の線量が低くなったため、安心してしまっているのです。
食べ物の汚染がひどいことになっています。
大沢さんは田んぼの土を検査しました。来年の作付はあきらめざるをえませんでした。
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こんな言葉があります。
「状況が悪く見えるなら、それは見えている以上に悪いだろう」
株やギャンブルなんかやる人が頭に入れておくべき言葉ですが、この言葉はどんなことにも使えるってわけです。
期待するのはかまわない。だけど楽観しすぎは禁物。ましてや楽観に投資したらアウト。楽観に人生をゆだねたらアウト。
夏の節電も終わりを迎えます。
東京大停電は起こりませんでした。企業の努力の効果があったのだろう、と思いたいところです。
冬になったら、また努力が必要になるかもしれませんね。
中部電力は赤字になりました。
電力会社の過去の損益計算書を見れば分かりますが、みんなが思ってるほど儲かりません。
東京電力は、かなりキャッシュフローよかったですけどね。でも、原発投資にたくさんカネをかけてましたので、営業CFのほとんどは投資CFに消えます。電力会社や鉄道会社は、業界内で設備投資競争になっちゃうんですよね。もちろん安全のためには欠かせないんですけど、もはや設備投資するために稼いでいるような状況に陥る。これはアメリカの電力・鉄道会社も似たような感じです。業界内で競争圧力をかけあってしまうようですね。
で。なぜ赤字かというと、原油が高いからですね。
このまま原発を使わないでいると、電力会社は赤字になります。
赤字にしないためにはどうするかというと、、、電気代値上げです。
国民はどちらを選ぶのか。
石油火力発電に高いカネを払うのか。
原発復活させて今までよりも安い電気代を希望するのか。
それとも、産油国に戦争仕掛けて油田を手に入れるのか。フランスやアメリカ、イギリスみたいに。。。
前にも書いたように思いますが、石油を買い続けると、日本からお金がどんどん流出していきます。
はっきり申し上げて、そのようなお金の使い方はアホです。
日本は、海外に投資したり、貸付けしていかないといけません。
そのためには国民全体の金融知識(ファイナンシャルリテラシー)を高めないといけませんが、それには50年以上かかるような気がします。日本はとりあえずスイスを目指すのがいいんじゃないですかね?
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