若い時の苦労は買ってでもしろ。ってことわざがあるよね。
これ、どういう意味なのかなあ。
また愚にもつかないことを考えてみました。
今日も話半分に聞いてくださいね。
苦労なんて、したくないよね。子供だって、大人だって、苦労なんて避けて通りたいよね。
だけど、「買ってでもしろ」、っていうんだよ。
だから、「いやなこと」を買ってでもしろ、っていう意味じゃないに違いない、と思いたくて、いろいろ考えてみたんだよ。聞いてください。
間違った使い方として、
「俺は若いころ、下働きだったり単純作業だったりやらされたもんだ。だからお前ら(新人)もやれ」
ってのがあります。
これは間違ってる。
イジメの連鎖につながったりします。
部活動なんかも同じだよね。
仕事頼む方が、「若い時の苦労は買ってでもしろ、っていうだろ?」って言っちゃダメだよね。
そうじゃなくて。
「苦労は買ってでもしろ」ってのは、「自分の能力の限界を自分で決めるな。出し惜しみするな」ってことだと思う。
頼まれたこととか、断らずにやってみな。聞かれたら、教えてあげな。
出し惜しみするってのは、ケチくさいの、貧乏くさいの。だから貧乏になるよ。
こういう意味なんだろう、と気付いたんだよ。
でも、本当にやりたくないことはやらなくていいと思うけどね。嫌な奴の言うこと聞いたりとかね。お金のために頭下げなきゃいけないってことがあるかもしれないけどね。お金あるなら嫌な奴の言うこと聞くことないね。
英語が得意な人が、英語に関わる仕事ばかりやりたがって、他の仕事を受け付けなかったりする。
「わたし、そういう仕事やるためにここにいるんじゃありません」とかって言う。
それ、やめなって。
出し惜しみしちゃだめだよ。
自分の本当の能力を開花させるチャンスが与えられてるんだから、それを活かさないといけないんだよ。
英語ができるとか、弁護士だとか会計士だとか、そんなのほんとに表面的なことなんだよ。
もっとすごい力を持ってるんだよ。
それなのに、「自分は専門家だから、そういう仕事しません」とかっていうの。
自分の道を自分で狭めちゃうんだよね。
出し惜しみしちゃだめなんだよ。
頼まれた仕事をやってるうちに、自分の興味が持てる仕事とか、自分の得意なこととか好きなこととか、そういうのが見つかるんだよね。
それは自分の専門外のことかもしれないわけ。なら、専門外のことに挑戦したらいいんだよね。専門家だからって、「これが自分の強みなんだ」って言って、自分の道を狭めるのは、貧乏くさいんだよね。
ぜんぶ、自分の中にあるんだよ。
自分の中にあるものを、引っ張り出してくるわけ。出し切るわけ。
出し惜しみしたら、もったいないんだよね。出さないほうがもったいないわけ。宝の持ち腐れってやつだね。
数年前さ、友人とお好み焼き屋に言ったの。
そこのおじさんはおしゃべりが好きでさ、ちょうどお客さんが僕ら二人しかいなかったこともあってさ、いろいろお話してくれたの。
でね、おじさんは僕らより40歳年上だったの。おじいさんと言われるくらいの年齢だけど、ものすごい元気なおじさんだった。ものすごい元気なおじいさん、と言う方が正確かもしれないね。
で、おじいさんが言ったの。大阪弁でね。
「40年は長いでえ。でも、すぐやで」
僕はこういう意味だと解釈した。
40年ってのは長いんだ。だから大切にしな。つまらないことに時間費やすなよ。なんでもやりな。長いんだからいくらでもやり直し効くよ。だけど、「いつか、いつか」って言ってたら、すぐだよ。ボーっとしてても、すぐだよ。
出し惜しみしちゃいけないよ、って話でした。
以上です。ありがとうございます。
だいじょうぶ。いいこと起きるよ。