2019年04月12日

響きと怒り。岩波文庫版

評判に違わぬ傑作。出会えて良かった一冊。岩波文庫版の前に、過去三度翻訳されているそうで、そちらは読んだことありませんが、翻訳者の解説によれば、一番古いものが1969年。この傑作が1929年のものですから、だいぶ日本に入ってくるのは遅かったようですね。フォークナーがノーベル賞を取ったから、それからあわてて翻訳されたのでしょうか? 2019年のいま読むと、この小説は昔の話ということになりますが、舞台とされているのは1928年のこと。従って、当時の『いま』の話。その意味でも刺激的な話だったかもしれません。


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2018年01月06日

アニメ映画『君の名は』タイムトラベルアンドパニックムービー

テレビで見ました。面白かったです。最後まで見れました。
ストーリーは、

流星群が隕石となって日本の田舎町にドッカンドッカン降ってきて、住民たちが逃げ惑う。というパニックムービー。
当日の朝にその町の女子高生がこの地獄のような災害を予言して、みんなに避難するように呼びかけるけど当然誰も信じない。当日はちょうど夏祭り。流星群が最接近してきれいに見られるとの予報もあってみんな浮かれ気味。さあ、どうするか。

というお話。


見てて連想した映画は、

1、岩井俊二の打ち上げ花火、下から見るか、横から見るか

2、時をかける少女

3、転校生(おれがおまえで、おまえがおれで)

4、沢尻エリカのクローズドノート

なぜ4を思い出したかは分かりません。しかもクローズドノートは10分くらいしか見たことがありません。

脚本を書いた人はおそらく1から3を意識したはずです。よく勉強してるな、と思いました。
『君の名は』は、現在の人が過去を書き換えてしまう話なので、エンディングは悩んだと思います。これでいいのか、と。
でも、昔の、佐田啓二の『君の名は』を考慮すると、やはり二人を会わせないわけにはいかないね。じゃないと、「君の名前は?」というセリフが無くなっちゃうからね。


以上です。面白かったです。
ただ、男の子と女の子が入れ替わっちゃう話は、小学生までだろなあ。
それ以上の年齢になると、自我のせいかなんなのか、気が狂うだろうな。
もし、自分が女の子の身体になってることを冷静に受けいれたとしたら、おっぱい揉む程度じゃなく、もっといろいろ実験するだろなあ。

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2013年08月25日

(書籍)日本人も知らない日本酒の話。 これいいよ。

こんにちは。
連続してオススメ書籍の紹介。
日本酒を勉強しようとして、本屋でも図書館でも行きますわな。そうするってえと、カタログ的な本と、価値観押しつけ型の本と、入門書の顔してぜんぜん役に立たない本と、あるわけですわ。あれ、これ株式投資の本と同じだね。


そんななか、このアメリカ人が書いた本が、ものすごくいい。非常に情熱的。ほんとに「サケ」が好きなんだなーというのがわかるし、よく勉強してる。取材力も高い。他にも酒蔵とか行って取材してきた本があるけれど、ここまで詳しく書いてない。おそらく先入観を持たずに、「知りたい」という情熱だけを持って臨んだのではなかろうか、と推察。そうすると社長さんや杜氏さんもいろいろ教えてくれる。そして、質問力も高い。文章もしっかりしてる。酒飲みが書いた本は、まとまりがないか、ダラダラ長いか、うんちく垂れてるか、まあお酒飲みながら書いてんだろうな、って本が多いんだけど、これはちがう。あと、ワインの話も混ぜることで、わかりやすくなってると思う。ワインと日本酒ってのは似てるお酒なわけで、ジャンルとしてもそっくり。だから、どこが似てて、どこが違うかっていうのを、造り方だけじゃなくて、マーケティングの違いなんかについても書いてあって、とってもいいですね。


読みやすく、一気に読める。とにかく、熱い。情熱。
そしてわかったこと。いまの日本人の日本酒についての知識量って、アメリカ人と変わらないってこと。もっと日本酒人気が高まるといいなー、と思ってます。アメリカやフランスの高級レストランで日本酒が採用されてきて、いつものことだけど、海外で評価されて日本人も認める、みたいな形になるだろう。


日本人も知らない日本酒(さけ)の話―アメリカ人の日本酒伝道師、ジョン・ゴントナー [単行本] ...
日本人も知らない日本酒(さけ)の話―アメリカ人の日本酒伝道師、ジョン・ゴントナー [単行本] / ジョン ゴントナー (著); 鴇沢 麻由子 (翻訳); 小学館 (刊)


あれ、アマゾンに在庫ないじゃん!残念でした。

「なんだー読みたかったなあ」と言う方に朗報。
このサイトに、ごくごく一部だけど、本と同じ話が載ってるよ(外部サイトです)
第18回 日本酒伝道師 ジョン・ゴントナー の場合


以上です。
 
posted by TT at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 文芸映画とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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